はこむす新ブログ

みよちんのデカール作成

2025-05-24 17:40:31
2025-05-24 20:42:09
目次

そろそろみよちゃんの原型もサフ吹き&磨きの追い込み。

原型を業者さんに出すのが5末。その前に瞳デカールを作成しておく必要があります。

デカール自体はイラレでデータを作成してディーラー仲間で持ち寄りまとめてハイキュープリントさんのデカール印刷に回します。

しっかり現物(原型)に合わせたデータを作成しないと、量産に回した後で不具合あると不良品が大量に出来てしまいますからね。

ではどうやって作成しているか? たいしたことではないですが自分ではこうやってるというのを載せておきます。

まずは作成するデカールデータの原寸を把握する必要があります。3Dで作成してればゲージとなるデータをもとに確実なサイズが把握できるでしょうけど…アナログ造型の場合は現物から採寸しないといけません。しかも瞳なんて辺がいくつもある多角形のようなもの。しかもアナログ造型ですから左右でビミョーにカタチが違っていたりもします(゚∀゚)。

正確にサイズを把握するために、マステの切り出しをしています。

こうやってマスキングテープを貼り、瞳のモールドに合わせて爪楊枝などでなぞって密着させます。その後、新刃のデザインナイフなどでそのモールドに沿ってカッティングして切り出します。

切り出したマステを白紙に貼って、これをスキャナで取り込みます。

なお、取り込む前に、念のためゲージとなるものを用意します。後続のイラレ作業で誤ってデータを取り込んで実際のサイズのズレなど出ないための確認用です。10mm線など引いておきます。

で、取り込んだ画像をイラレのレイヤーに貼って、あとはこの白目相当の原寸をパス引いてデータに落とし込む訳です。念のためイラレで10mm幅のオブジェクトを作って取り込み画像のゲージに当て、画像データのサイズが実際の大きさからズレてないことも確認取ります。

イラレ作業では設定資料集なども眺めて複数のオブジェクトを配置して瞳の彩色をしていきます。

おにまいの場合はグラデーションのない単色オブジェの組み合わせで出来上がってしまうので、過去作のパーツなど流用するとそんなに時間はかかりません。…ウマ娘や他キャラだとグラデーションがかかっていたり星が多彩だったりしますが。

出来上がったデータは最初普通紙に出力して、適当にカットして大きさを雑にはりつけます。…しかしこれではまだこのデータで問題ないかの確認はしづらいですね('A`;)。大きさのチェックくらいです。これで問題がなければ、テスト用のデカール台紙にレーザープリンタで出力します。

ウチのレーザープリンタは…最近紙送り機能の調子が悪いのか 用紙をセットしていても自分で用紙を把握できずにエラーを連発します('A`;)用紙をもう少し嵩増しすると引き込んで動いて暮れるんですが…用紙が不足していてイマイチでしたね。

既に廃盤のプリンタですが出力が綺麗だし この先 取説にも使ったりするのでまだまだ頑張って欲しいところ('A`;)。

白目の大きさがちゃんと現物に合ってるか確かめたいので、少しグレーにした状態で出力したりします。

このプリンタ、サイズは大丈夫なんですが実際のデータよりも線が太く出てしまう傾向があるので、やや「もっさり」してしまうんですが。そこは経験値と想像力で補正して判断します(・∀・)。

やはり透明フィルムのデカールの方がテストにも向いています(当たり前)。

白目のサイズ的にも問題はなさそうです。まつげがデータよりももっさり厚めに見えますが、概ねイメージ通りかな…。

設定画と見比べて、もう少しまつげをスラっとさせる微調整をして、できあがりという感じです。

週明けからは磨いてサフ吹いて磨いてサフ吹いて…の繰り返しになります。

この記事を書いた人

カフN

趣味でフィギュアを作り始めて早いもので10年以上…。「ワンダーフェスティバル・第28期WSC」に選ばれたこともありました。それも今や昔のものがたり。 自分の人生に見切りを付け、2024年末でサラリーマンも卒業しました。次は人生卒業か…。