
自分がマンションの理事会長になっていることは過去に何回か触れましたが、本日はマンションで起こった出来事に対する対応について臨時の会合をせざるを得なくなりました。
人の転落です(´・ω・`)。
某日、やけにあさからサイレンの音が五月蠅いなあ…と目が覚めたのですが、その後管理会社からの連絡があり共用エリアの地面に人が倒れていて搬送されていったとのこと。
その後警察が来て現場検証や監視カメラのチェック、転落した人の特定など聞き込みをしていきました。どうやら事件性はないようで、どこかで報道されるということもないようでした。
理事会長なのでこういう時の事情は全て聞かされますし、必要なことの判断も求められます…。こういうのも人生初のことでした。
自分の一存で決めかねたのは、管理会社側から聞かれた「特殊清掃」と「お祓いをするか?」の二点。
結局、転落された方はマンションの住人の方と判明し、死亡も確認されたとのこと。となると「管理組合さんによっては気にされるケースもあるので…」と提案されたのがこの二点でした。
清掃に関してはまあ、今日は雨が降りがちでしたので痕跡が残るということはなさそうですが、事情を知っている人は気にするであろうから済ませておいた方がよかろうと思いましたが…「お祓い」となりますと。
これは当事者(ご家族や亡くなられた方)と他のマンション住人との関係性も勘案すべきでしょうし、そもそもこの地域で「人が死んだ際の措置」がどうなのかも掴めておらずで決めかねました。周りの人の意見も聞いておきたいと思ったので臨時の招集となった次第です。
結果としては「清掃はする」「お祓いはしない」となりました。費用に関しては通常はご遺族持ちになるのですが、ご遺族が払えない・払う意思がない場合は組合費からの持ち出しとなります。
「お祓い」というのは生前見知らぬ誰かがたまたまここを死に場所にした場合だったり、あるいは亡くなられた方の恨みが残る…(つまり近隣の方との軋轢があった)、と、周りが考えるケースでは実施するのかもしれませんが、(関係性の濃淡はともかく)もとは同じ建物に住んでいる住人同士だった訳で。「祓う」のはちょっと違うよなあとは思っていました。やはり残された遺族の方のことを思えば「祓う」はないよな。「供養」はあるかもしれませんけども。
それにしても。マンションというのも細かいことからビックリさせられるような思わぬことまで、いろいろ起こってるんですね(´・ω・`)。理事会なんかは数年おきだけどマンション管理人なんかだと日々ずっとだもんな。これも地味に大変な仕事だと思いますね。