1)衆院解散の話が広まり、2)公明党と立憲とがよくわからない中道政党をにわかに拵えた。時系列的にはそう見えるあたりが高市総理の巧妙さなのか? と、真偽不明ながら思うようになりました。
これ1)と2)が仮に逆だったら野党側に先手を取らせる形に見えなくもないですからね。野党側にも準備する期間が(十分かどうかはさておき)取れたはず。少なくとも現実に目の前で起こったような「急に解散するっていうから、大急ぎで選挙に向けて組織票欲しさに合体することにしました(´・ω・`)」という見え方とは違う見せ方もできた、のかもしれないなあと。
それが現状、新しい政党は「野合」にしか見えないですからね。参議院議員はとりあえず立憲と公明のまま(これも整合しない…)、合併する政党ではどうやら公明党「が」立憲を「吸収」する形での「併合」で政策の擦り合わせがどこまでできてるのかも大変怪しいです。「とりあえず身を寄せ合わせてみた」ようにしか見えない。
それぞれ元々の政党支持者からしても「???」でしょうし、そうじゃない側から見るとただただ見苦しい。もはや「醜悪」と言ってもいい(´・ω・`)。
でもって、そもそも公明・立憲ともに「これで勝てる」…とは、思ってないんじゃないかと思います。
公明党の組織票は一定の大きさではあるんでしょうけど、現状では現役公明党議員を当選させるのが精一杯だった訳ですから。かつての動員能力ほどには力がない。
これが野党側になって不人気自民党から離れたら公明党にももっと票が増えるハズ!(゚∀゚) …と、考えてるとしたら、やはり、相当、現状認識がズレてるよなあという気がします。
であれば公明党の組織票は立憲の議員の延命維持や拡大に繋がるのか? というと疑問符です。この党勢でなんで合体しちゃったのか、正直、意味が分かりません(´・ω・`)。多少は生き残れる可能性のある議員が増やせるから、くらいが理由でしょうか。それくらい野党側(とくに立憲側)が次の選挙に絶望風味で臨んでいるのは想像が付きます。
やっぱり分からないのは公明党側の思惑です。自分たちの票をわざわざ立憲側に与えうるような行動に何の意味があるのか。あっさり連立離脱した時もだいぶイミフでしたが今回の判断もやっぱりイミフです。なんか、いろいろおかしくなってんじゃないか、という気はします。まあ…もうどうでもいいんですけども。政権から離れてるし。
で、自分の進退を賭けると明言した上で争点を「自分か、斎藤か野田かを選ぶ選挙」という単純化してみせたのはなかなか勝負師かつ仕掛け上手やなと思いました。支持率的には高市総理続投を望むのが大勢ですからそのベクトルを与党の勝利に向かわせるにはこの単純化が有効です。「高市さんはいいけど自民党は嫌い」とかオマエは政党政治の意味を分かってんのか? みたいな考えの人も一定数居そうですからね。改めて基本的な選択の意味を示すのは重要でしょう。
…むしろそれが必要になる、という国民レベルということか…と思うとまあ先々不安はありますけども。
懸念は投票率でしょうか? 寒さが募る中だったり天候が悪い時期だと投票率は下がるでしょう。大雪とかだと難渋しそうですしね…。ボクもワンフェスとド被りしてますからクソ忙しい準備中になんとか投票所行ってこないとなと思います。
あと、個人的には「要らんこと言ったなあ('A`)」と苦々しく思ったのは消費税に関すること。食品に対して二年限定でゼロにすることを検討、とか言ってしまったそうですね。これも「争点の単純化」という選挙戦術で生まれたんじゃないかと想像しますが(野党が言ってることと同じことを言えば消費税は争点にならなくなりますからね。あくまでも総理を選ばせる選挙、にしておく方が望ましいと見たか)債権市場は大混乱を始めました。
英国での「トラスショック」を思わせるような「日本国債売り」です。
ただでさせ積極財政志向の総理ということで日本の長期金利は上昇を続けてましたが、この検討発言でタガが外れたようになりました。総理は「国債を発行せずとも減税はできる。積極財政も可能」という主張なんですが、マーケットは「いやそうはならんやろ(´・ω・`)」とみなしたということです。
減税で財源が小さくなれば国債発行で埋めるよね? そうなるよね? と詰めるような「日本国債売り」なわけです。
まあ「検討する」ですからこの先総理を続けられる結果で終わったとして、検討したらやっぱり難しいね、で収まる可能性もありそうですが…これだと「嘘つき」扱いする向きが多くなりそうです。税制はデリケートですからね。選挙前に「検討」を明言して選挙後に「やめます」だと「騙された」とする人がそれなりに出そうです。
そこは言わないで済ませた方がよかったんじゃなかろうか…と、個人的には思いました。仮に野党側が減税をどう叫ぼうが、そんなものを信じて投票先を決める連中は決して多数派ではないです。余計な、将棋で言う「差し過ぎ」の一手になりはしないかと…いや実際の債権の動きを見てそう思わざるを得ませんね('A`)。
実際のところ日本の債務はイギリスの状況とは違うので、同じようにはならないと思ってる向きが多い訳ですが、マーケットの反応見ますと「それが揺らいだ」のは明白です。実際にどうなっていくかはマーケットにお金を入れてる身としては注意深く見ておきたいと思いました。