
この○四文字。今だったら「ガンダム」でもよさそうですが、残念ながら米国大統領です。という画像の話。
過去のエントリで「(関税交渉に際して)米国側が交渉のゴールを整理しているとは思えない」と書きましたが、やはりその通りだったのかも…。まあフリーマン氏が現政権の情報にどこまで正確にアクセスできるのかが私には分かりませんけれども。
「何をくれるっていうんだ?」と尋ねるのが「交渉」だそうです。取引じゃない。各国から巻き上げたいだけですこれ。
彼には別に深謀遠慮なんぞありませんよ。(というか米国政権が今アレ過ぎてアレ)
ただ関税を課したいだけなんですよ(´・ω・`)。なぜって? それが米国にとって「儲け」だと本気で思ってるからですよ。「レールガンだ! ミッターマイヤー少(ry」
しかし米国内各所から「なんとかしてくれ」という声が挙がり始めてはいるようで、どんどん課した関税を下げていくことを「検討」しているという話が出ていますね。半導体に続いて今度は自動車。別に各国との交渉が進んだ訳でもないですから国内からの要望というか…これ「圧力」ですよね?
時間が経てば経つほど交渉以前に国内からのあれやこれやの「圧」でせっかくの関税もグズグズのズル剥けになる…という予想通りの方向に流れている様子('A`;)。これでは各国もわざわざ自分たちから下手には出ないでしょう。時間を稼ぎながら米国側の関税政策の自壊を引きずり出す方が得に見えてきませんか。まあ各国の事情が許さないケースもあるでしょうね。日本の場合は米国との距離が近すぎますしね(´・ω・`)。
マーケットもそれを期待してか反発の度合いが増してきました。勝手に都合の良い解釈を進めるのがマーケットですからこの値動きも当然に映ります。
ではこの流れが続いてこのまま底打ちするのかというと、どうでしょうね…。部分的には関税、動き始めていますしね。というか一律10%て時点でコストや物価、消費に影響ないわけないだろう、と思うんですけども(´・ω・`)。
経済の実態がリセッションを示し始めると米株はかなり機敏に反応していきますし、全体として期待と憶測で騰げて事実で下げる状況に変わりはないと思っています。米国政権が突然正気に返るか、大統領の支持が薄れて議会が多少なりとも手綱を握るようになるかしないウチはどうにもならなさそう。くらいに見ています。
そして どちらもすぐには望み薄です。
政府の人員整理を大胆に進めすぎているように見えるのも地味に懸念ですね。
通常の業務では足りている? のかもしれませんが、何かあったときのマージンを切り落としている行動ですから何かの時の政府の機能不全が経済活動にも影響することは想像できます。何かがなくとも「なくなってしまった何か」が悪影響を及ぼすことは警戒要でしょう。つか、普通、その懸念があるから人員整理は最後の手段なんですけどね……。まあ(いろんな意味で)米国てすごいよね。って思うしかないですね。