
FIRE関連のブログに目を通すのは会社辞めてからも習慣になっていますが、その中でこのようなFIRE系マンガを紹介されている方がいました。
ざっと目を通しますと:
・就職前からFIREを志向していて目標額は45歳で1億円
・そのために仕事もほどほど、人付き合いもほどほど、物欲は抑えた節約で若いころから一人資産を積み増し
・周囲の浪費や結婚は資産の積み上げにはマイナス、と見ており一人自分が「いずれ勝ち組」と節約を続けてコツコツ資産を増やし続ける
・時間を経て、同期や友人たちは家庭持ちになったりで疎遠に。自分は閑職に回されるが残業もなくホワイトな環境で増え続ける資産に一人楽しみを見いだす日々
・予定よりも早く目標額に到達してしまったが最近の物価高などもあり、「もう少し増やしてからでもいいかな」と思い始める
・そもそも辞めた後に自分が何をしたかったのか? が分からなくなっている
・こんなに節約しないでフツーに過ごしている周りの方が幸せに映る
→自分の人生間違っていたのか? どこで間違えたのか? と考える
みたいな流れです。
実話として、目標額に到達したけどいつまでたっても辞めてないという人もいたりしますし、「資産額」を目標にするだけでは仕事は辞めるに辞められないものなのかなあという印象を抱きました。
辞めるなら「辞めてやる」に至るだけの材料が揃わないとダメでしょうね。たいていは職場の人間関係だったり、こなしきれない仕事の量・質が原因になるんじゃないかと思うんですが。
「今のままでもなんとなくはやっていけるしなあ」って状況は、辞める材料に乏しいですよね(´・ω・`)。
ただ…「人を羨ましがる」とか「自分も若い頃から人並にお金を使って楽しみや経験を得ていれば」みたいな発想は、未だに「ないもの探し」の過程を抜けてない印象を受けます。
「ないもの探し」はある意味若い人の特権みたいなもんです。
未成年であればそれで道をちょっと外れてやんちゃをしてしまうケースなどもあるかもしれません。
歳取ってからそれを思うのはちょっと残念というか痛々しいですね(´・ω・`)。
そういうのはちゃんと履修してからFIREに向き合って欲しいです。
だいたいFIREする人は自分自身に一定の見切りが付いてると思いますからね。
自分自身に対して「絶望するでもなく、かといって さほどの期待もない」くらいの向き合い方です。
かといって資産は裏切りませんし、この先で行動の自由を拡げてくれる心強い味方です。迷いや後悔があるうちは様子見でもいいし、自分に向き合った上で「もうゴールしてもいいよね」と思えた時に辞めたらいいんじゃないですかね。みたいなことを思いました。