
今日の今治は晴天、そして風。おかげでクーラーなしでも過ごせます。暑いけど!(゚Д゚)
夏ワンフェスに向けて5月の連休明けで版権申請していたブツの許諾を無事にいただくことができました。展示のみ1,再販1,新作1で今回も「おにまい」づくしとなります。これでようやく中学生ズ三人分並ぶことになるわけです。

作品タイトルはごらんの通りとなります…。みよちゃんはたいへんなんだよ! いろいろと!
この「許諾」とは何かといいますと、「当日版権の許諾」が得られた、ということです。同人誌の世界と違って立体モノでアマチュアが販売するときは該当するイベントが開催される「当日限り・そのイベント限り」で版権元(作品の権利者)から許諾をいただいて販売する、という建て付けです。…最近ではこの「許諾」も不問として一定の条件下であれば随時販売を認める版権元さんも増えていますが、(中華系のゲームなんかはその傾向が強い)、古くからの版権元さんはこの当日版権を前提にしているところが圧倒的に多いと言えます。
アマチュア向けの「当日限り」という建前ですので作り手・売り手が支払う版権料も控えめに設定してくれているところが多いです。
一方で、「まったく許諾を認めない」というスタンスの版権元さんやメジャーコンテンツもけっこうあります。だもんで、アマチュア造型の立体物が作られていないモノも相応数あるという。許諾されない理由はケースバイケースですので一概には言えません。権利者は著作者や作品に深く関わる法人だったりしますので、わざわざアマチュア向けの対応にリソースを割かないということもあり得ます。人気コンテンツともなれば作りたいと申請する数も増えますからいちいち確認をするのも手間でしょうし。わざわざ許諾という反応をすること事態がコストのかかる「事務対応」ですからね。企業からすればファン向けの慈善事業に近い活動ではないかと思います。
このへんの扱いが基本、「黙認」ベースの「同人誌」と、いちいち企業や著作者にお伺いを立てる「立体」との違いは何なのか。明確に説明を付けた文献はあんまり見かけたことがなくてネット上ではまさに「諸説あり」という状況で、今に至っています。もともと立体モノも「当日版権」や「許諾」の発想なく、たとえばコミケなどでも売られていたり、なんとすれば模型店で勝手に売られまくってた時代もありました(80年代の古い模型雑誌など見ると、そうしたプライベートブランド? の無許諾アイテムがフツーに広告掲載されていたりします)。
それが、とある時期から立体モノに関しては「当日版権」のルールが被さってきたようですがさすがに細かい経緯はボクも知りません(´・ω・`)。本と違って立体物の販売数は自ずと限られがちで、許諾を受けて作っているメーカーサイドが無許諾アイテムをより許容しがたい、という違いはあったようですが。小さいパイの取り合いになるから無許諾品は廃絶すべし、からの「当日版権という自主ルール? でお墨付きを得て、得られたものだけをイベントで売る」ようになった…との説を一応ボクは信じています。
ヤフオクやメリカリ、個人の所有物を「中古品」として盛んに流通可能になっている昨今、この「当日限り」というルールを遵守しての製造や販売をどこまで維持しうるのか、と思わなくもないですが…これをないがしろにすると(ルール破りをすると)立体界隈ではかなりの罪人扱いを受けることになったりします(´・ω・`)。発覚すれば関連イベントからは「永久追放」となることも。
こうした「作法」を理解しないで安易に売ることを考えて行動に移してしまうとロクなことになりません。とくにネット上で。