はこむす新ブログ

ガレキの高騰が進んでいますが(③自分はどうする)

2025-08-03 11:02:18
2025-08-03 12:40:26
目次

「ガレキの値付け」について自分の考えを書いておこう、と思ったんですが…ねんど会で浮かれてるうちに何を書こうとしていたのか忘れてしまいました(´・ω・`)。

書いてるうちに思い出せるかどうかですね(゚∀゚)。

1.「キットなんだから」やはり安い方がいいと思う

まずガレージキットは「組み立て」前提ですから。完成品は完成された状態にお金を払って、そのまま飾るは箱からも出さずに愛でる(?)という所有の仕方をするでしょうけど、キットの場合は「自分だったらどう組み立てようかな」と想像したりしながらそっと部屋に積む訳です(…。

塗装の工賃などかからない分、完成品よりも安い方が納得感は増しますし、逆に完成品の相場から離れた高い値付けになっていたらそれだけで「う? 買わない…なあ」という反応を引き出してしまいそうです。

2.じゃあどうすれば安くなるか? →大きさは控えめに パーツは少なめに!

キットを安く提供しようとするなら、サイズは小さくすること。パーツ数は少なくすること。この二点を守れれば大丈夫。

サイズが小さくてもパーツ数が増えると、結局量産コストは騰がります。

パーツ数が少なくてもサイズが大きければ、やはりコストは騰がります。キットの原料ともいうべきレジンも最近は高くなってきていますから、使う量が増えれば当然コストが嵩みます。

なもんで、自分は大きなキットは作りません。せいぜい高さにして15〜20cmで作ります。それくらいの方が自分が作りやすいというのもありますが、大きい造型は会場では見栄えが良くても家で飾ろうとすると邪魔にしかならないことが多いからです。狭い日本の家庭の事情(´・ω・`)…。

「大きい方が高い値段にも納得感がある(利益を出しやすい)」という理屈もあるので、そこは各ディーラーの値付け戦略になろうかとは思います。が、自分は自分の家の状況も鑑みてちんまりとしたものを志向しています。

3.サイズも小さくてパーツも少なくて…そんなんで映える造型になるんか??

そこが知恵と工夫のしどころなんだろうなと思っているんですね。

ボリュームやエフェクトが多い・大きい造型は派手ですが飾るの邪魔。作るの面倒。なにしろ自分がそう思う(゚∀゚)。

そういうの大好き! って人も多いのかもしれませんけど、造型ってのはそういうのだけじゃない訳です。と、思います。

そういうのだけだったら、世の中には古くから伝わる彫像や仏像は存在しないでしょう。

単なる立ち姿、単なる座り姿。何を訴えるのか、それとも受け容れるための表情なのか。

しかしそこに何らかの「精神性」を人は見いだすことがあります( ˘ω˘ )。

…とか言い出すとなんかスピリチュアルなイカれ野郎の戯れ言になりかねませんが。

時々そうした精神性を造型に求めるときはあって、いくつか試しに作ったりもしてるんですが、うまくいくときといかないときがあります。そりゃ、「百戦して百勝」というわけにはいかないんですよ。だいたいが到達できないで時間切れになることが多いです。

とくに各人が家で作る立体は、各人がキットにインスピレーションを得て、組み立てて塗装し、時に自分がより気に入るように改造したりもして、出来上がったものはしばらく机の目立つところに置かれ、やがてはしまわれてしまったり、コレクションラックの一部に納まったりしていくものです。自分がそうだから(´・ω・`)、他の人もそうだろう、と、そう思ってます。

である以上、派手さや大きさは実は重要なファクターではなくて。造型がその造型の所属する作品の世界観とか、キャラクターの「らしさ」とか、親しみや愛着を伴うものであるべきで、それにはある種の落ち着きが伴わなければそれは成立しないものだと思うんですね。

普段の生活で飾られる立体には、いちいち言葉にはせずともその人なりの理由があるのです。その立体に何らかの愛着があるから、目の届く場所に置きたいのです。

積まれてもしょうがない、転売されてもしょうがないけど作られたからにはそういう愛着の伴う存在であって欲しい。

…といったことを考えながら作ると、自然とこぢんまりとするものなんですよ!(ろくろを回す手つきをしながら)

結論としては「映えさせるというのは必須じゃないよね」です。出来上がったものに何かしらを感じるものというのは、そういうものです。つまり、

4.「小さく、シンプルに、カンタンで」キャラと世界を表現しよう

ということになります。

…すげえな。そんなこと考えて作ってたのか自分。

まあいつも考えてはいるんですけどね。さっきも言いましたが毎回うまくいくとは限りません。…しくじってる方が多いかなあ(´・ω・`)。そのしくじりをごまかすためにパッケージや取説作ってるのかなという気もしますね。これらは、造型とは直接関わらないですけど、作品の雰囲気とかキャラクターとか表現する上での一助ですからね。と、思っています。

難しい複雑なパーツの組み合わせ、色の塗り分けなんかどうでもよくて、たとえば裸体や水着で表現が許されるんならそれが一番安上がりで早くてニーズを満たすんじゃないかなと思うんですけど、全部が全部そうした作品という訳ではないですから、そこはいろいろテーマやポーズ、仕草や表情で考えています。

なんか、まあ、そういうことなんですよ。

具体的な自分の作るサイズだと今の世の中的にはまだ10,000円は切りたいですしハミ出ても12,000円…くらいに留めたいですね。もう少しインフレ(物価、というより各人の給料が上がる、という意味で)が進めば今回よく見た価格の「15,000〜20,000円」も妥当になっていくのかもしれませんが。

そうじゃないと「買って作ろう」という気持ちも萎えてしまいそう。高いキットはしまいこみがちですよね。

あー、ここもディーラーの個性が出る箇所のようなんですが、ボクはキットはそのままきっちり組み上げてくれ! …ではなくて、素体や材料を提供しているくらいのつもりなので、安易に買えて、切った貼ったして組み上げて欲しいんす。である以上やっぱり高いのはよくない。「10,000」という数字は意識しておくべき価格のリミットで、どうしてもハミ出てしまうのはしょうがないんですけど、そこに収まるような大きさ・内容で考えた方がいいと思っています。

たとえば「ウマ娘」とかやってるとつい衣装が立派でボリュームが出てきて値段も高めになってしまうんですけど…。そうじゃない方向でウマ娘の立体を愛でるように作れるキットにできないか。そんなことも考えます。

この記事を書いた人

カフN

趣味でフィギュアを作り始めて早いもので10年以上…。「ワンダーフェスティバル・第28期WSC」に選ばれたこともありました。それも今や昔のものがたり。 自分の人生に見切りを付け、2024年末でサラリーマンも卒業しました。次は人生卒業か…。