夏のワンフェスが終わって、だいたいその次の週末あたりに各地でのねんど会が予定されていたりします。みんなイベント前は準備に追われて忙しいので、イベント後に打ち上げ的な飲み会なども兼ねて集まってワイガヤしましょう、って感じのやつ。
確かこの週末は、「仙台」「カントー(さいたま)」「関西(大阪)」での開催があったハズ。自分は最寄りの関西にエントリーしました。
大阪までの行き方は、前回(3月の日記)終わりに記したhttps://s-hako-annex.sblo.jp/articles/44通り「フェリー」を使うことにしました。
四国は東予港発、大阪は南港フェリーターミナル発のオレンジフェリーです。
この便のありがたいところは、四国側は今治駅〜東予港間バスが走っていてそれが無料であること。通常ですと1,000円近く徴収するルートのようでしたので、それが無料で送迎ってのは地味にありがたいです。これ使わずに港に行こうとしたら最寄り駅までは電車で行くとして、港まではバスかタクシーになるでしょう。この近辺は電車も数がたいへん少ないので、連絡させるだけで時間を費やすこと請け合いです(´・ω・`)。それが小一時間で到着できるのですから助かる、という次第。直行してくれるとなお良いのですが、まあそれだと利便性が落ちるのでしょう。実際乗ってみて分かりましたが、主な乗客はフェリーに乗るので「連絡バス」なんですが、他の利用者も通常のバス停で拾っては降ろすんですよね。通常運行されてる生活の足でもある訳です。(それでいて、バスはリムジンでちょっと驚きました)
ねんど会は土曜日でしたがフェリーは前日の夜22:00発。バスは最寄りのバス停を20時くらいに通過しますので出発は金曜の20時前となりました。
…最寄りといっても、普段このバス停を使うこともなく。実は初めて使いました。「今治国際ホテル」は背が高く屋根が銅張りの綺麗な緑色でいわば今治市街のランドマーク的な存在なんですが、バス停は(東に行くやつ)ちょっと離れていて最初はホテル周辺で見つけられないくらいでした(´・ω・`)。なんでこんなとこにあんねん…
だいたい定刻から5分くらい遅れてバスは来ました。初めて使うこともあり、このバス停ほんとに使われてんのか? とか、間違ってないか? とか、何回も確認してしまいました。なんせこの小汚い…いや使い古された感がすごいバス停ですからね…。「ホテル前」といいつつ実に味があるくたびれ具合、色褪せ具合。
いろいろと巡回して、前述の通り通常客も乗せたり降ろしたりしながら、21時前後に東予港着です。
フェリーは20時から乗船可能なので、その偉容は既に港にあります。いや…瀬戸内海を数時間かけて渡るだけとはいえフェリーはやっぱり大型船だよな、と思わされます。いつかは「さんふらわあ」にも乗ってみたいですね。となると大洗-苫小牧間くらいしか思いつかないんですが、なかなかそのへんを目的地とした旅程が(理由が)思いつきません(´・ω・`)。「乗りたいから行く」くらいしか…。一番実現しづらい理由ですよねこういうの。
乗船予約はWEBで済ませていて、決済は保留していたので乗り場手前のターミナルビル窓口で予約情報を伝えてカードで決済。往復で2万円かかりません。前回は高速バス&新幹線で宿泊も組み合わせていたので4万弱ほどかかったんですが、このルートなら二泊しても2万弱ということです。時間や曜日に拘りなく移動できる身としてはありがたいですね。大阪は着いてしまえば地下鉄や私鉄が発達していますからどうとでもなります。土地勘もあるし。
チケットはこの時点で往復分発行してもらい、券面にはシングルの部屋番号も印刷されていました。
鍵がもらえないタイプのシングルでしたので、このへんまさか自由? とか疑っていたんですが、さすがにそんなことはなかったです。
乗り込むと初っぱなからちょっとしたホテル感覚が体験できます。
オレンジフェリーのホームページでも確認できるんですけど、実際に見るとちょっと気持ちが高揚しますね(゚∀゚)。実に綺麗で新しいな、という印象を受けました。
通路も広々。トイレや大浴場も綺麗でしたねー。夜間航行なので陽が昇らないと景色は確認できないんですけどね。(しかも寝てたから途中の景色は楽しむ余裕なし)
個室はだいたいホムペの画像通り。寝台と小さなテーブルで、まあ寝るための部屋。ビジホというよりカプセルに近いですが、これはボクがお金をケチったからであって、もっと広い個室やデラックスな部屋も当然あります。フェリーの名誉のために書いておきます( ˘ω˘ )。
実際今回は寝てる間に着いてくれるのがありがたいんであって、これで良いのです。大部屋雑魚寝だってフェリー旅ならあるあるなくらいですからね。他人の目を気にせずに
こうやってねんど会用の道具を拡げて作業してみたりもできる訳ですよ。
まあ。風呂入って着いてからの時間鑑みると早々に寝ないとあかんやん、となって、0時頃には寝ることにしたんですが(´・ω・`)。
これなら日中移動でも退屈はしなさそうです。
…ただ。「電波は使えません」ね('A`)。外海に出て行く訳でもないし、なんだかんだでネットくらい使えるんじゃないの? と甘く考えていましたが、そもそも港に居る時点でだいぶ通信速度は怪しいです。
岸を離れたら見慣れない「通信衛星」のマークがスマホのアンテナ表示代わりに出てきたりね(たぶん音声通話しかできない系)
SNSもいちいち更新できないので、ネットなしでも時間を潰せるゲームとか本、ねんど会道具などあった方がよいと思います。日中なら景色を見たり艦内を歩いてみたりでそれなりに楽しめそうではあるんですが。
あと、寝る段になって分かったんですが、波の揺れは瀬戸内海だしほとんど感じないんですけど、「微振動」は終始あるんですね。エンジンで航行してるからでしょうか。駆動振動がベッドに横になると終始身体に伝わってきて、たとえるならば「震度1くらいの地震がずっと続いてる」感じです。いやこれ慣れないとすごく気になりますね('A`;)。起きて座ってたり歩いてたりだとまるで気にならないんですが…横になると確実に伝わりますし気になります。これを克服しなければ眠りに就けないでしょう。
自分は、行きは普段と違う時間に寝入らないといけないんで入眠剤を使いました。あと、金→土の移動だったので家族連れの声がけっこう壁越しでも聞こえるもんだから、耳栓でぐっすり眠れましたが…。どちらかがなかったら睡眠不足不可避だったと思います。
まあそんなデメリットはあるんですが、それでも夜行バスと違ってしっかりベッド&布団で寝られるのはありがたいです。「寝られてる!」て感覚がまるで違いますね。風呂にも入れますし。カプセルホテルに泊まりながら移動できた、て感覚です。
部屋のスピーカーもオフにしたら、目が覚めた時にはとっくに大阪・南港に着いてました('A`)。朝8時までは個室に居座っても構わない便なので、ありがたく過ごさせてもらいました。
夜行バスなら5〜6千円なんですが、適宜ゆったりとくつろぐペースでよい移動でしたので、フェリーは快適でしたね。かなりアリの手段だと思います。
で、南港からはニュートラムでコスモポリタン駅まで行って、そこで地下鉄中央線に乗り換えてねんど会会場のある本町へ。着いた頃にはまだ9時前だったんで、近くのコメダでモーニングを摂りました。
すんごく久しぶりのコメダ…。珈琲は一杯580円ですがサラダ付けたモーニングで880円。まあ高くなりましたね('A`; インフレの世の中だから仕方なし。
10時前後に会場入りしました。前回と同じ場所なのでルートは迷いもなく大丈夫でした。
用意されていたひな壇にはねんど会参加者が持ち寄った(主にワンフェス向けだったであろう)力作がずらりと並びます。イベント直後だと皆持ってきますよね。ボクもみよちゃん飾りましたから。
ねんど会自体はいつもの感じで駄弁ったり思い思いに作業をしたりで過ぎていきました。イベント後だったので、もう少し各人の売れ方とかワンフェスの感想とか聞いてみたかったんですけど。あんまりそういう(下世話な?)話にならんかったですね。(まだ慣れてないのでこちら側からしづらかったというのもあり、この夏は参加していないという人もそこそこ居ましたし…)
17時にはおひらきになって、18時から近くの中華屋で打ち上げでした。
打ち上げ…は、最近参加することが少なかったんですが(酒飲めないし食事の量も減りつつあるので)今回は夜のフェリー出航時間まで時間あるしなあ、と思って参加してみました。中華は旨かったですね。
20時過ぎに打ち上げが済んで、そのままフェリーターミナルへ戻り、
またフェリーに乗り込みました。
結局フェリー内では食道使わなかったんですが、次は使ってみてもいいかなと思います。