
FIREの理屈は「資産運用で支出以上の収入を得ることを継続させる」で、たとえば年間の生活費が200万円なら配当や売却益で200万以上を得ればよい、と。
どう運用するかは勉強と研究、そして実践が必要でしたが「年間支出」については「今の消費金額」からターゲットコストを設定可能です。
自分もやりました。
家賃…9万弱
光熱費(通信費込み)…3万程度
食費…3.5万
保険…2万
雑費…2万
遊興費…2万
計 21.5万
東京暮らしで働いてたのでこれでも余裕は十二分でした。余剰金はゲームの課金してたり、ねんど会遠征やらで一時的に出て行くこともありました。
見直し要素としては家賃でしたね。東京に強い拘りはなく、勤務先にほどよく近いのと公団で契約更新料などかからず家賃一定で住み続けられていたので処替えせずにいただけです。
これを、やはり月5万程度に抑えたいなあというのはあったので、働いているうちはもうこのままでいくとして、退職後はそうなるよう住まいを変えようというのは決めました。
賃貸か購入か? については、職がなくなれば借りるのも難しかろうというのが頭にあったので、購入前提で。ただ自分一人暮らすだけなのでそんな立派なものは要らないよな、と築年数が経った分譲マンションでも…との考えでした。長く住んでた公団も築40年でしたからね。設備的には何の不満もなく暮らせてましたので。
家賃を下げるには東京は離れるとして、どこに住むかもぼんやり考えを進めましたが(これは別のエントリーで綴ってみようと思います)差し当たってコスト的には家賃を9万弱→5万に落とすだけで月17.5万。年間210万なら及第点だろうと判断しました。
で、予備費が約一ヶ月分として230万〜240万と見積もりました。なんだかんだで思わぬ出費はあるものでるからね。実態として、数年おきにスマホの買い換えとかありますし。
ちなみにこの内訳、「税金」が抜けてる訳ですが、税金については働いてる時の額から極力抑える方向になるのは自明のことなのでこの時点ではあまり深く考えませんした。というか他の人のFIREブログを見ていてもあまり計上されていないので、もう少し研究が要るな…という認識で保留しました。
ざっくり、年240万。
年240万の配当を得る為に いわゆる4%ルールを前提に運用するなら6000万の資金が必要です。
この時点で動かせる資金はそこまでなかったので、自分のFIREを万全にするにはそこに近い額まで 運用を始めないといけないかな…と思いました。生活費確認と見直し結果で貯蓄ペースもさらに上げましたが、日本の低金利を踏まえると時間が足りない。
それに、リタイアしてからまとまったお金を運用に突っ込んでしくじったらリカバリーが困難だろうな、と。やはり給与という定期的な入金があるうちに、自分に合った投資スタイルを探っておくのは無駄ではないだろう…と、今度は投資方法を模索することになります。
となると、元手が必要になりますので、天引き蓄財で放置していた財形貯蓄をほぼ全額引き出しました。2021年6月のことです。