
投資と運用に関する述懐が増えていてきりがないですが…。仕事を控えて経済的に自立を図る上ではやはり重要なファクターですので自分なりの投資観のようなものも含めて書き記しておきたく思いました。
「毎日少額をチョロチョロ買い」で投資を始めたのは前項の通りです。
そうしますと当然ながら値段の上がり下がりも気になりますから、相場の動きというのも自然眺めることが多くなっていきます。かといって、数分数秒の刻々とした変化を見極めようということではなく、一日午前午後で自分の保有銘柄の状態や市場のインデックス値、為替を確認する感じです。大きく変化があるときはニュースで理由を把握します。
そうすると、投資の心得本にあったように、相場には汐の満ち引きのような動きがあるのだなと思うようになりました。
時には凪が訪れたかのように大きな動きもなく。
時には大嵐でも来たかのように相場全体が大きく揺れ動く。
時々、どこかの企業の不祥事やトラブルで個別銘柄が大きく下げたりもするのは、釣り人(マーケット参加者)にとっては好機かもしれません。
最初は数字の動きがよく分からなくても、季節ごとの値段の動きや業績の変動に伴う株価の動き、企業がリリースする情報とその後の株価の推移みたいなものが「なんとなく」見えてくるような気がしてきます。
気がするだけなので、その通りになるかといえばそうでもないんですが(´・ω・`)。
ま、まあ、それでも自分が持っている銘柄がいつ頃上がるのか、何が起こると下がるのかはさすがに気づきが得られますし、そうするとそれを見越した買いや売りのタイミングも掴めてきます。
究極的には「損が出るうちは売らない」が可能なので、損はしない世界とも言えます。現物の、まず潰れるようなことのない企業の株ならば。
「バッターボックスに立って自分が打ちやすい球を待ち続けて三振になってもアウトにならないゲーム」とはよく言ったものです。ストライクが来ても自分にとって条件が揃わないなと思ったら打たなくていい。そう思うと、売り買いなどせずにただ淡々と眺めるだけでも意味があります。
そうして眺めるうちに、自分なりの相場や商品のイメージというのも掴めてくるものです。以下、数年眺めただけではあるのですが、自分の認識です。
・FX(為替)…対象外。為替は読めない。大金突っ込むんで運用する人はよほど慣れているか何も知らないかのどちらかではと思う。
・仮想通貨…対象外。それ自体が価値を増やすとは言えない。また利益に対する税制が不整備すぎて投資には至れない。対象外。
・日本株…基本的に「陰気」。主体性がないマーケットで、上がり下がりは海外・とくに米国次第。さらに言えば「大人(機関投資家)たちのオモチャ」。大人の売買次第で経済状況とか実態関係なく売られ、買われる。昨年くらいから日本との金利差を使った円キャリートレードでやみくもに上がったが、それが尽きたらどうなるか分からない。
米国が上げてりゃ翌日は上げてるし下げてれば理由もよく分からないけど下げる。とても「成長」を見込んで買う気にはなれない。
「グロース」なんてとくにクソ株の巣窟だと思う。成長する前に叩き売られてる印象しかない。というか上場して成長していく企業がある気がしない。
ただ、日本に住んでて円を遣う以上、高配当銘柄やインデックスのレバー銘柄で少額遊ぶのはアリだと思う。
・米国株…世界からお金が集まるので自ずと上がっていく構図。現時点ではこれを主体にするのが利益を上げていく早道。しかしPER的には割高感が高まっている、と言われ続けて久しいし、何かが切掛になってしぼんでも不思議はない。「弾ける」かどうかはその手前の膨張次第か。
しかし下がっても買い手がまた飛びつく というマーケットでもある。そのへん含めて上がりやすいマーケットに映る。
個別銘柄は事業内容が分かるものだけにして、基本的にはインデックス系のETFで売却益や配当益を出すのがよいと感じる。今は円安なのでドル運用で増やし続けるのはそれ自体に意義がある。
・その他…投資のオルカン(全世界)はアリだと思っている。実質、主体は米国マーケットだし。他国の個別マーケットはイマイチ信じられないので手は出ない。
結局よく分からなくても手を出せるのはオルカンか米国市場くらいかなと思う。