
「この人を見よ」という言葉は印象に残っていて、ググると聖書の一節だったりニーチェの著書名だったりするようですが(どちらも細かく知っている訳ではない)。
それをなぞらえてのタイトルです。
深い意味はありません。なんか申し訳ない(´・ω・`)
ラモーヌの方は高密度のエポパテで作った「骨組み」に軽量エポパテで「肉」の部分を盛り足して太ましくなっていたところを、いろんな角度からぐるぐる見回しながら、超音波カッターで削っていきます。超音波カッター↓

これ。
もうだいぶ古いですが壊れないのでずっと使えています。今やフィギュアのスクラッチ界隈もデジタル勢が主流ですからこれを使ってどうこうしてる人も少なくなっているんでしょうね(´・ω・`)。パテなど使うアナログ造型では、ボクにとってはもはや不可欠アイテムです。
超音波で刃先を微振動させ、素材を切り裂いていきます。と、書くと何やらオソロシイ装置のように聞こえますが…。実際に振動を感じるようなことはなく、具体的な削り感覚はエポパテに対して「バターにバターナイフを入れていくような」感触です。ガンダムのヒートソードってきっとこんな切削イメージ。エポパテは熱で柔らかくなるので、その熱で切断しているような感じになります(素材と刃先の振動との摩擦熱)。
話が逸れましたが、硬化した後のエポパテはそれこそ石のように硬くなるのでナイフで削り出していくのも一苦労。軽量エポパテはまだ力を入れれば削れる方ですが、高密度タイプの方は苦行といっていいですね。
それでもこの超音波カッターならサクサクです。
ボリュームを残すところと細くするところ、メリハリをつけつつ削り出していきます。
すると冒頭の画像に掲げたような「メリハリのついた裸体」が出てきます。
うむ、これはいい感じの背中だ。世に問うてみたい…。
体操服を着せることになるんですが、シルエットが良くなってきたと思うのでイケそうな気がしてきます。
前も言ったかもしれませんが造型は「シルエット」が第一です。ディティールとか、「細部に神は宿る」という言葉もありますが、前提としてシルエットの美しさがなければ細部はやはり枝葉末節、と思います。
いいシルエットというのは、たとえば即売会の会場で遠くからも「あ、なんかいいな」と思わせる形状であったり、SNSでのサムネイル画像(小さい画像)でも「なんかいいな」と思わせるようなモノです。
そこに細部をアクセントにすることで造型は完成する。のかな?
間に合わせたいけど時間が足りるかなあ('A`;)ラモーヌはよくよく見ていくと髪飾りや髪型がめんどくさい部分があるので無職で時間多めとはいえちょっと気がかりですね。細かいところはどうやっても時間はかかるので。
まずはみよちゃんの仕上げ目処を付けないといけない。思った以上に作業が残ってますねこれも…