
今日、経済関連のニュースやツイートを見ていますに、どうやらアレの関税を翻意させたのは株価の下落とかではなく前項でも話題にした「米国債の投げ売り」だったようで。
確かにね。最初から交渉ありきじゃないのはフツーに関税発動させてることから明らか。株価がどんだけ下げようとも「国民は耐えろ」だの「関税は美しい」だの意味不明な言動を繰り返しただけでまるで止まる気配はなかった。
別の理由が発生したから延期を余儀なくされたとみるべきで、それはまさに昨日起こった「米国債の投げ売り」なのだろうな…というのは頷けるものがあります。「ついにヤツの止め方が分かったのか!」と映画やドラマなら絶望に追い込まれていた対策本部の面々が喜色を帯びて一斉に席を立つシーンでしょう。アレは株式市場からはどんなに資金が逃げても、米国債に集まるならそれでいいと思っているんですね。そして株安が債権に資金が向くであろうこと、実際にそれが進んでいたことから強気も強気一辺倒だった、と。
しかしそこからもカネが逃げていくのはさすがに不味い、というのは分かっている。少なくとも政権で意思決定に関われる人間には分かっている…。今の財務長官はその債権を取り扱うヘッジファンド出身だとか。自分のバックグラウンドがこの政策での儲けをフイにしそうだからで方針転換しているようにも見えます。どう転んでもこの政権の腐臭・ドス黒さは拭いきれません(´・ω・`)。
停止スイッチが分かったんならそれをカードにちらつかせて交渉を進めることもできるでしょうから、結局のところこれ以上の関税をかけるのは難しい状況に追い込まれるかも? しかし…これはある意味で核のボタンを目の前に取っ組み合いをするかのようでもあり…そんなのは「交渉」ではないよなやはり。マジキチ('A`;)