3/11にしまなみ海道の起点とも言うべき糸山公園までサイクリングに行きました。
その目的は、差し当たって桜の季節に桜の名所・「開山公園」に到達すること。その前段階の準備として、土地勘を養うべく糸山公園に脚を伸ばしてみた訳です。
海峡の景色や大橋を眺める分には、糸山公園でも十分に堪能できます。しかしサイクリストとしてはやはりしまなみ海道は自転車で渡ってナンボのもの。かつ、桜の季節の前にリハーサル的に所要時間や道の確認などしておきたかったので、今日を選びました。祝日や休日だとサイクリングルートも混み合いそうでしたので。
…今日は風が強いのも分かっていたので、正直悩みましたがここを逃すとすぐに桜の季節になってしまいそうでしたので。えいやとばかりに出発しました。
自宅から糸山公園までは把握していたので、なんてこともなく到着。
画像の赤線が今回辿ろうと思っていたルートです。だいたい片道で20kmぐらいなのかなとgooglemapを見ていた時は思いました。往復で40km程度ならなんとか…。
糸山公園から来島海峡大橋に乗るためのサイクリングコース。原付と自転車でルートが分かれており自転車はほどよい勾配で登っていけるようループが描かれています。これが絶妙でありがたい。思った以上に快適でした。
で、大橋の方は…風が強かった！ ですが行きは体力も筋力も余力十分ですしわくわく感も強くて楽なもんでした。実はずっと下りなんですよねこの橋。地獄を見たのは帰りでした('A`;)
そんなことはあまり実感もなく「あれ？ 思ったよりもラクだな」ってずっと思ってました。行きは。
難なく来島海峡大橋を渡って大島へ。317号沿いは路肩にずっと青ラインが引かれていて間違えようもないな、と安心して漕げました。ただ、地図上では当然平坦でしたがこの317号は島の真ん中を抜けていくのでそこそこアップダウンがあります。この時点で、「もしかしたら島の外周を回るルートならアップダウンも少なくて済むのかな？ 距離は長くなるけど」という疑問が生じてました。せっかくだから帰りはそっちでぶらぶら帰ろうかとも（思えばこれが誤りでした）。
ともあれ、行きは順調そのもの。大島の端で左折して、次の伯方・大島大橋へ向かいます。見切れてますが、この横断歩道を渡ると宮窪レンタサイクルターミナル。平日だからか閉まってた感じでしたがトイレは使わせてもらえました。海と島々が美しいですね。
これが伯方・大島大橋。橋、海、島、空…道も走りやすいし車も少ない。自転車にはいいとこですね(´ω`)。
そういや平日のハズなんですが自転車にはよく出会いました。さすがサイクリストのメッカというべきか。
このルートは看板も多いので安心です。しまなみ海道に関してはルート通りに進むのであればほぼ地図確認は必要なかったですね。
次はここを渡ります。橋に乗るために当然ながら登って降りてをします。島毎・橋毎にそれがある感じです。
次の伯方島に、目的地である「開山公園」があります。
この公園は海道からは外れています。なので、ここからが道の確認が必要になってしまいます。さほど難しくはないのですが、看板も見つけにくかったです。
…あとで確認すると、どっちに行っても道は公園につながってたんですが。こちら側には看板がありましたのでここから登りです。
他の方のブログで「予習」したときに「開山公園の登りはキツくて登り切れなかった」とあったので、ガッツリ覚悟しましたが…
自分もダメでした('A`;)。ていうか自転車への配慮なんぞ欠片もない道ですね…いっそ麓に駐輪場があって登山道でも用意してくれた方がよいレベル。
完全に自動車で来ること前提の「山の上の公園」でした…。
結局、途中から手で押してようやく公園入り口までたどり着きました('A`;)もうマジで無理でした。
片道で2時間くらい、まあだいたい想定通りではありました。しかし公園でちゃんと休憩を入れるなら、もう一時間くらい早い時間に出発した方がよいのかなと思いました。
当然ながら桜にはまだ早いので、まだつぼみの状態です。
これは展望台からの眺めで、桜が咲けば眼下にいっぱいの桜が広がるハズなんですが…今日は早咲きの桜が一本 咲いているだけのようです。
満開になるのはあと一週間なのか …一週間とちょっと、くらいかかるのだろうか。
もう一度その時期に来ないとなと思いつつ、今日は作ってきた弁当を食べて周辺をぶらぶら歩いて帰ることになります。しかし風が強かった！ 弁当の蓋が飛んでいくレベルで落ち着いて食べることもままなりませんでした('A`;)
景色は春めいていて 今日も美しかったんですけども。この風はやっかいでした。とくに帰り。
ずーーーーーっと、ずーーーーーと、ひたすらに向かい風なんですよ('A`;)。風が強いときはもう諦めた方が身体にも良さそうだなと思うレベルでキツかった。
しかも帰りに大島外周ルートを選んだんですが、海っぺりだからか風はキツいしなぜかおそろしく長い登りもしょっちゅう出てくる始末。既に公園に到着時点でケツと膝がじんわり痛み始めてたんですが、帰りはもう地獄の苦行になってきました。
この外周ルート、あまり整備されてないのかラインも欲しいところで途切れてしまってたりで、何度も地図を確認する必要がありました。外周は、それが目的ではないなら避けた方が良さそうです。（外周沿いに目的地があるなら話は別ですが）
まるで「放課後ていぼう日誌」みたいな光景で、のんびりポタれたら良かったんですが…強風と膝・ケツの痛みでそれどころじゃありません。
それでもこぐことだけはあきらめず、ようやっと来島海峡大橋まで戻ってきます。
で、また気づかされたんですよ。冒頭言いました通りこの橋、今治側が一番高くてずっとゆるやかに下ってるたんですね。
これが帰りは「ずっとゆるやかに登る」地獄ルートでお出迎えです。序盤でこれならなんてことないんですが、帰路の最終盤でこれはほんとうに厳しかった。風もずっと向かい風。なんの助けもない中、6キロほどの登りをずっと風に遮られつつ進まないといけない。くじけそうになりましたよ…。本当に、風にやられた。
なんとか帰り着きましたが…正直なとこおなかいっぱいでしばらく自転車に乗りたくないレベルで疲労困憊しました('A`)。いやなんとか桜には間に合わせたいですが。
今日のワークアウトの結果です(´･ω･`)。運動時間は4時間程度、距離は往復で70km弱でした('A`;)見積もりとだいぶ違う。「上昇した高度:701m」も驚きましたが。
橋を渡るべく登って降りてを繰り返しましたし、公園の山も登って降りてでアップダウンはかなり厳しいですね。
とりあえず回復に努めたいと思いますが、今も膝がもう萎え萎えです('A`)。
それだけでなく身体をずっと支えていた腕も疲労が強く出ています。思えば自転車通勤はずっと続けてましたが一回の移動で70kmとか ほとんどやったことがないものですから。いずれ尾道まで行ってみたいものですが、相当鍛錬を積まないと厳しそうです('A`)この歳で叶うのかな…。
